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にきび

ニキビ

正式な病名は尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)といいます。思春期以後に発症し、大部分の人が経験するものです。
ニキビをよく見ると、中に小さな毛があることがわかります。ニキビは毛を包んでいる毛包という組織の炎症です。ニキビは顔、胸、背中などに多く、これらの部位が好発部位です。

  • 原因:
    ・皮脂の分泌亢進、・毛穴の閉塞、・ニキビ菌の感染、・ 活性酸素による皮脂の酸化です。このうちニキビ菌の感染が一番重大です。
  • 悪化因子:
    年齢、遺伝的要素、食事(糖類の多い食事、ビタミン不足)、内分泌因子・精神的ストレス、睡眠不足、胃腸障害、化粧品など、いろいろな要素がからみあっています。まず日常生活で改善できる点(甘い食べ物をひかえる・規則正しい生活をする等)から始めましょう。
  • 治療

・過剰な皮脂の分泌:レチノイン酸の外用、皮脂の分泌を抑制します。
・毛穴の出口が角化してつまる(白ニキビ、黒ニキビ):
ケミカルピーリング・レーザー治療
毛穴を塞ぐ角質を溶かし新しいニキビをできにくくします。
・皮脂がたまり、ニキビ菌が増え、化膿します。ニキビ菌の繁殖(赤にきび):
抗生剤ローション(クリンダマイシンローション)
ニキビ菌の繁殖、炎症を抑えます。
・毛穴の中でつまったウミ:イオン導入または、炭酸ガスレーザーで排泄する。
0.6mmの細かい穴をあけ、毛穴の中でつまったウミや脂肪を溶かし排泄し殺菌します。
・ケロイド状になったニキビ疱、ニキビ跡の陥没:
ケミカルピーリングとレーザーピーリング
ピーリングとレーザーピーリングを隔週に繰り返すことで毛穴が引き締まり、皮膚が滑らかになります。
・色素沈着や赤み:VCローション
毛穴の角化物質を取り除き、メラニンの合成を阻害します。

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