巻き爪
巻き爪
◆フット・ケア外来(巻き爪、陥入爪の矯正)
- なぜ巻き爪になるの?(発生原因)
1. 爪の形状(巻き爪、あるいは遺伝的要素)
2. 靴による圧迫
3. 深爪の習慣
4. スポーツ(母趾に急激な重力がかかる、瞬発力を必要とするもの)
5. 肥満、妊娠(急激な体重の増加)
6. 悪路での長時間歩行
- 痛みの誘因となるもの
1. 爪による皮膚への圧迫、また靴、ストッキングによるさらなる圧迫
2. 爪を切った際、端の部分が切りきれずトゲ状に残ったものが爪にささる
3. 爪の中の異物、汚れ
- 巻き爪を予防するには、
1.爪切りで爪の角を深く切らない。
2.ストッキングは大きめのものを選び、先をひっぱってあまらせて靴を履く。
3.なるべく足にあった靴を履く。(しかし大きすぎる靴は余計に力がかかるので逆に勧めません。)
4.炎症などを起こさないように、爪を清潔に、お風呂あがりはよく水気をふきとるようにする。
- 巻き爪になってしまったら
- 手術するか、超弾性ワイヤーにて少しづつに矯正します。
なお超弾性ワイヤーは現在のところ\片側2,160円-となっています。
- 超弾性ワイヤー 成人の足の親指では、ほとんどの場,、標準(0.5mm)が適応です。
◆手術療法
炎症部が化膿して肉芽ができてきたり、再発を繰り返すようであれば手術が必要となる。健康保険の適応があります。治療効果も比較的早くあらわれ、陥入爪による痛みは手術直後から無くなります。手術時間は麻酔処置を含めて約20分です。
患部が足の親指であれば、神経ブロック麻酔を局所的に行うとともに、出血を少なくするために血を止めて手術スタート。
患者さんの多い陥入爪ですが、その手術となるとこれまで誤った治療を受けていた人が多く、それでさらに悪化した人もいらっしゃいます。
正しい手術は、陥入爪になっているつめの縁を5mm程度、つめを作り出す爪母(そうぼ)を、電気メス、またはCO2レーザーにより除去します。
- これらの治療を受け治療翌日から痛みが消失し、患者さんの満足度がいいようです。